受益者のターゲット
:だれを支援するのか
カメルーン共和国の、北西地区の貧困農家
:なぜ彼らを支援するのか?
カメルーン共和国は国としては、周辺国の中央アフリカ共和国、チャド共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、南スーダン共和国などに比べて比較的経済的に落ち着いています。
農業に必要な機器や農具が不足し、生産量が不安定な困難さ、
北西地域のみ英語圏(北西州とその南部にある南西州)で、国内の8割はフランス語圏であり、 言葉による雇用機会の困難さ、
などもあり、日々を暮らすのがやっとで生産量が落ちる雨季にも備えられないというのが現状です。
:どう受益者を選ぶのか
私たちは小さなグループで、カメルーンやアフリカ全土への大規模な支援はもちろん出来ません。しかし小さなグループとしての特性を活かし、協同組合として団結することで、弱さを補い知恵をシェアして助け合っています。
まずは協同組合のメンバーとなった農家およびその子どもたちから助け合い、自分たちで生活が出来るように目指します。
とはいえ、今やメンバーは6エリア以上200人を超え、今まで豚畜産農家に限っていた支援も、これから全農家に拡大していく計画で、その受益者の幅は広がっています。
どう助けるのか
私たちは、「団結すれば立つ、分裂すれば倒れる」というモットーを掲げています。協同組合として団結することで、私たちの弱さ-特に不作や家畜の疫病などの危機も互いに助けあい、共に対策に向き合います。 グループであることで、逆に強み-代表兼コーディネーターが外国に行って学んできた知恵をシェアし、作物や農業の質を向上し、海外からの支援も得て来ました。
今後も支援プロジェクトの拡大と、現地での技術や知識の向上プロジェクトを進めていきますが、その土台となる団結を最大の対応策として進歩していきます。
弱さを補い、知恵をシェアし、心で支え合うことで、個人ではあまりに厳しい状況にあり弱い存在の私たちも強くなることが出来るのです。
:対策の実例
*設備・施設の協同組合内での共有*会員の持ち株制度
*生産・飼料の調合・加工・販売の行程をすべて協同組合=農民自身でおこなう
*知識・知恵の共有(農作物・加工・販売・マーケティングなどの質の向上)
ドナー(支援者)のターゲット
2015年現在、私たちは海外ではおもにオランダからの支援があり、今年日本からの支援プロジェクトも始まりました。これらは私たちが計画したと言うよりは、神様が用意して下さった「人の縁」によって全てが始まり、拡がり、進化していると私たちは考えています。
オランダから
2007年当時、わずか7歳だった女の子Djouke(ジョーカ)により始まったプロジェクト「A Pig Van Djouke(オランダ語)」(英語で"A Pig from Djouke"、日本語で「ジョーカからのこぶた」)によって、オランダの人々からのあたたかい支援を何年にもわたって受けています。 オランダの通貨ユーロの貨幣価値によって、少しの寄付でも受益者には大きな助けになります。「 A Pig from Djouke」プロジェクトの詳細は→こちら
日本から
2014年、NOWEPIFACの代表タイトゥス・テグウィ・アトゥンバが、農業とマーケティングの勉強のために9ヶ月のトレーニングとして来日しました。 その際に出来た友人の人脈から、まさにいま新プロジェクトが始まりました。テクノロジーの日本らしくインターネットを活用しつつも、心の通ったプロジェクトが計画されています。
加えて、インターネットの活用によって、日本以外からの支援も可能にしています。 オランダのユーロと同じく日本の通貨「円」もその貨幣価値によってカメルーンへの寄付は大きな効果が期待できます。
「SOS - Save Our Souls Project」の詳細は→こちら