カメルーン北西地区豚畜産農家協同組合共同体
(NOWEPIFAC)
バティボ区域での豚畜産農家トレーニングのリポート
トレーニング実施日:- 2015年8月24日(月)
トレーニング会場:- ンバンジー文化ホール(バティボ地区)
作成:
ワトー・サミュエル、アトゥンバ・タイトゥス
秘書・プロジェクトコーディネーター/CEO
カメルーン北西地区豚畜産農家協同組合(NOWEPIFAC) - tel (237)653253131, (237)677578599 ,
住所:P O Box 729 - Bamenda
North West Region - Cameroon
Webサイト;- http://nowepifac.com/
導入.
2012年から2014年にまとまって起きた豚の死亡数の急上昇による財政難から回復できずにいたため、豚農家たちが豚の飼育を今後続けるかどうか再考するための1年の休眠期間を経て、 カメルーン北西地区豚畜産農業組合(以下NOWEPIFAC)は、疫病災害を軽減するのに役立てようと、 バイオセキュリティ対策手法を強調した特別トレーニングを催す必要があると判断しました。このトレーニングは被災者のためだけでなく、知識の改善と更新が豚畜産の成功のキーとなると考えるすべての豚畜産農家のために開催されました。
まだ村の半分もカバーされていないという私たちの介入の地理的状況を考慮し、さらにバティボの人々の伝統的な生活の中での豚の重要性を考慮すると、 NOWEPIFACは、 この熱心な意志を持った現地の人々が訓練を続けるのを助けるため、その知識を伸ばしてもらうこと、 現存する彼らの豚農家グループを豚協同組合に加入してもらうことが賢明だと考えました。
とりわけバティボ地区とグーザン村はNOWEPIFAC創始者の故郷であって、 だからもし預言者がこの地で尊重されているならば、このトレーニングは故郷凱旋プロジェクトとも言えるものです。
「たくさんの頭はひとつの頭にまさる(日本での「三人寄れば文殊の知恵」と同義と思われる)」ということわざの一説に言われているように、 新しく加入したグループの代表がすでに存在するグループと一緒になることによって、時が経ったときに この協同組合の民主的選出による将来のリーダーの人材の宝庫を構成することでしょう。
このトレーニングは日本の東京ユニオン教会のあるクリスチャンGo Komatsuと日本の支援者たちからの「SOSジャパンプロジェクト基金」 の支援によって開催されました。
トレーニング喚起の訪問;-
トレーニング実施日の前に、バティボの豚農家の人々とのミーティングがンバンジー文化ホールで2015年7月15日水曜日にありました。このミーティングでは農家の人々にNOWEPIFACと、そのメンバーたちに、コミュニティに根ざした市民共同体組織として寄与される サービスの存在を知らせ続けることが目されました。
このトレーニングの認知がバティボ地区全ての村への広まるための最前線に、エマニュエル・テビ氏と、 様々なエリアからこのトレーニングへの参加者を登録しようという3人の中心的人物、ナエンジーのテトゥ・ジョンソン氏、 ジェンメワーのバッチャ・スタンレー氏・ンバンジーのチャールズ氏が立ってくれました。
それはかれら広報代理人たちにとって簡単な仕事ではありませんでした。
たくさんの交際費および、彼らにこのトレーニングを教えて登録するために教会や個人宅にいる人々と会うための 交通費を多く費やすことになりました。 彼らの努力にもかかわらず、いく人かの人々は彼らを直接通じて登録することに抵抗して、トレーニングの日だけに登録をしました。
参加者リスト(オリジナルリストから転載) ;-
参加者出席リスト
オリジナル参加者リスト(数人は登録無しで参加した)
トレーニング時間割;-
動員係・トレーナー・ファシリテーター;
このトレーニングに参加するこの人数を動員するのに、私たちはグーザン村からのエマニュエル・テビ氏のいろいろな コミュニケーションメディアを使いながらの、総動員指揮に感謝したいと思います。そしてジェンメワー村の人々を動員してくれた バッチャ・スタンレー氏、ンバンジーの人々を動員してくれた ドン・チャールズ氏、そしてナエンジーの人々を動員してくれたテトゥ・ジョンソン氏にも謝意を表したいと思います。
メイントレーナー(豚の現地専門家)はアトゥンバ・テグウィ・タイトゥス氏でした。彼はトレーニングワークショップの司会進行をしてくれた ファシリテーターでもあったニジュー・チャールズ氏に助けられました。
当トレーニングワークショップの財務諸表;-
収入;-
登録費 2000セーファーフラン x 73名 …………… = 146.000セーファーフランSOS ジャパン 基金 …………………………… = 77.000セーファーフラン
参加者への補助金10件 ……… = 8.000セーファーフラン - 注(見込まれた収入)
合計 …………………………………………… = 231.000セーファーフラン
支出;-
トレーニングフォトギャラリー;-
ワトー・サミュエル(中央立っている人)、参加者の確認と新しい訪問者の登録
入り口で登録リストから厳しい出入管理がなされましたが、障害を持つ方は自由参加を許されました。
時々個々の悩みから心配事が上がった際は、トレーナーがその心配に寄り添いました。
二つのボードが使われ、ひとつはチョーク用黒板、ひとつはマーカー用フリップボードでした。
説明後、飼料成分が実際の飼料配合の例として地面に示されました。
参加者たちは熱心に聞き入り、大事な部分を記録するのにノートブックを使っています。
このワークショップは全員参加/双方向型で、いつでも質問が許されていました。
ニジュー・チャールズ(左:立っている人)は質問受付とこの日のスケジュールのタイムキーパーをしてくれました
豚の繁殖期検出の立位反応(雌豚が繁殖期にあるか、豚の背中に乗ってその反応で調べる方法)や他のさまざまな写真が、 トレーニングをより興味深くするため、プロジェクターが無い中でも参加者をより関心深くひきつけるために見せられています。
リラックスした親密な雰囲気の中で、参加者は自由に興味深い質問をしやすくなっています。
交配を阻害する遺伝子のトピックではとても盛り上がり、知るに十分な奇妙な聞きなれないものでした。
交配の結果は2~3世代に渡って増えるという説明です。
眠気を吹き飛ばすため、参加者は飼料成分のステージの近くに呼ばれました。
良いアイコンタクトが、彼らがより親密感を感じることでより良く知識が伝わるのを助けます。
カメラバッテリーがすぐ無くなってしまうので、コーヒーブレイクの間に全体写真が撮られました。 その後興味深い写真が撮れませんでした。
観察結果;-
このトレーニングワークショップは、2012年からこの協同組合が開催したものの中でもっとも多くが大規模に参加した トレーニングになったと思われます。この最大限の参加の要因は、2007年からのこの組合とともに、飼料と子豚を、自分自身を豊かにし、 それを他の乏しく貧しい人々に受け渡していこうとする人々に渡すという、オランダの少女ジョーカ・エルファリンクの サポートプロジェクトのニュースによるものです。このトレーニングが終わっての評価から見て、参加者が彼らそれぞれの家庭で活用していこう と望む豚飼育における新しい知識を得て、満足して去ったのは明らかでした。
もしこのバイオセキュリティのレッスンが重視されれば、きっと疫病の災害は可能な限り最小化されるだろうといく人かは証言していました。
またある農家の人は、彼女は長らく記録をとらずに豚を持っていたので、その収益性しか想像できなかったが、このトレーニング後は、 その収益が訓練から得られているというより良い評価を得られるための適切な記録をとれるだろうと証言していました。
他にも多くの証言をもらいましたが、彼らの共通した訴えは、 バウォックの人々がすでに多くの恩恵を得ているし、 彼らはみなNOWEPIFACメンバーになりたい意志を持っているから、 ジョーカは彼女のイニシアティブをバティボ地区まで拡大すべきだ、というものでした。
勧告案 ;-
私たちはさらに他のバティボ地区内内部の他の村でトレーニングをすることを勧めたいと思います。 なぜならこのトレーニングに興味は持っていたが距離が障壁だったさらなる人々も、動員をしてくれた人々から評判を知らされたからです。私たちはこうも考えています。
このジョーカのプロジェクトがNOWEPIFACの創設以来最高の成功を記録したので、そしてこれがこの協同組合を維持する助けになっているので、 私たちは2・3人の人数からはじめる彼女のイニシアティブをバティボ地区に広げることができ、 また2015年10月に描かれているインフラ改善プロジェクトも、 こちらも数世帯の少数の農家をターゲットにして、彼ら自身の地域貢献ともに私たちもこれらのインフラを実現できると。
スタートのために我々は、このインフラ整備のための5つの村とPOG(Passing On the Gift「恵みの受け渡し」) イニシアティブのための5人を提案しています。
総支出と外部からの献金の詳細は、今後すぐ出るこの提案の要約の中で算出される予定です。
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