カメルーン北西地区豚畜産農家協同組合共同体
(NOWEPIFAC)
私たちが共に生きることが出来ますように
「団結すれば立ち、分裂すれば落ちる」
活動リポート
オーガニック(有機)肥料「ボカシ」生成の1日トレーニング
トレーニング実施日; - 2016年6月8日
作成:
アトゥンバ・テグウィ・タイトゥス
NOWEPIFACプロジェクトコーディネーター/CEO
住所:P O Box 729, Bamenda, カメルーン
ウェブサイト;- http//Nowepifac.com
はじめに;-
2016年の乾季のマイゼ(コーン)や豆類などの耕作のため、農家の人々はもうすぐ農場の準備を始めることになるのですが、すべての農家が一袋50kgの肥料を買えるわけではなく、またそれ以上に土壌の微生物を破壊する化学物質の土壌への危険性を考慮して、
それゆえ化学物質を使用して作られた食べ物が消費された際の人体へのひどい結果を受けて継続的使用が必要とされているなか、この協同組合は、メンバーたちをトレーニングすることを決定しました。
まずはじめとしてグループリーダーに、有機肥料の作り方の簡素なテクニックを教えます。なぜなら彼らみんなはすでに豚舎から肥やしをとることが出来るからです。
トレーニングの日に先立って;-
すべての協同組合の現活動グループに参加してもらうため、トレーニングに出席するよう事前に代表たちに伝える回覧が配布されました。当日のスケジュールもそこに含んでいました。
トレーニング当日;-
その日の最初のスケジュールとしてまず月例のグループ代表ミーティングがあり、その後コーヒーブレイクがありました。ブレイクの後代表たちはトレーニングを始めるため着席しました。
大部分は理論が講義され、あとは少し前回のボカシ(有機肥料)生成のトレーニングの写真とスライドショーを使いながら実践的に行われました。
トレーニングの手順;-
Center:フリップチャートを使っています
Right:プロジェクターを使っています
Right: 熱心に聞いています
Right: 協同組合の建物の前で集合写真
家でのボカシ生成の手順
プロジェクターを使うことで、私たちは下記のような解説を下記のような写真を使ってより理解しやすく詳しく説明することが出来ました。
来たるグループ訪問の期間中、6月末までに代表に配られるスケジュールに従って、すべてのグループに実践的プロセスのフォローアップがなされるでしょう。
THE ECOSYSTEM;-
> 1 生産者 - 植物 > 2 消費者 - 動物 > 分解者 (微生物) (堆肥) > 4ミネラル(有機肥料) - N(窒素) P(リン) K(カリウム)Ca(カルシウム) Mg(マグネシウム) など(植物成長のための必須ミネラル) > 1 生産者
(補足: 1、生態学上の「生産者」である植物を、2、生態学上の「消費者」である動物が食べます。動物はそれをフンとして排出しますが、3「分解者」である微生物がそれを分解し堆肥になります。分解された堆肥には多くのミネラルが含まれ、また1、生産者である植物の育成に必須なミネラル源となり、この有機サイクルを繰り返すことで植物、動物、人間(微生物も)の栄養状態は好循環のなかで良くなっていきます)
必要条件;-
鶏の堆肥 有機物質 (栄養素とミネラル類を含む)
土 - 高い栄養素を蓄えられる。
地産IMO = 現地特有(土着)微生物(分解者)
米ふすま(米麹)(どんな炭水化物でもOK) - 微生物用のエサで、高い水分と栄養素を蓄えられる。
もみ殻炭(たとえば他の炭素材でも可) - 土の分解者、微生物のすみかになる
従うべき手順;-
Right: 米を覆って土の中に埋めます
Right: 6-7日後、土を除いてこれらの培養された地産微生物(IMO)を取り出します。白い部分は良い麹、黒いのは良くないので取り除きます。
Right: 水を入れ、水分の含有量を確かめます。 かき混ぜて光にさらされないよう山を覆います。
Right: 二日目、白い微生物が増えているか観察し、熱を逃がすためかき混ぜます。
Right: 種まきのため畑を準備します。
雑草とりと根覆い(腐葉土などで根の部分の土を覆う)を継続して世話することが必要です。
会計明細;-
グループ代表はみなそれぞれ1,000セーファーフランを出して、その献金は10,000セーファーフランになり、バウォックの女性たちが、トレーニングの終わりにメンバーたちに出された食べ物を買ってきてくれました。
全員がこのバメンダのトレーニングホールの行き帰りの交通費を自分で負担しました。
このトレーニングのための告知ビラと回覧の手紙、訪問の調整費、電話/インターネット通信費、読み書き出来る参加者への書類、その財的支援はゴーコマツを通じて日本のサポーターから送られました。
総括コメント;-
私たちはこのトレーニングに参加してくれた全員と、このサクセスストーリーのためにあらゆる手段で貢献してくれたみなさんに感謝を表したいです。数えきれない感謝と過去の私たちの経験からして、私たちはいつでも、開発イニシアティブに支援があるときいくらのお金でも小さ過ぎることはないとみなし、信じています。
祈りが山をも動かすというのは真実で、それをあなた方が試みれば周囲の人々に対し、本当にイエス・キリストが10斤のパンと5匹の魚で5,000人の空腹を満たしたということを証しすることとなるでしょう。
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